アフィリエイトをおこなう上で必要になるのが、まずASPに登録することです。
ASPは、アフィリエイトをおこなう際、広告主と、広告を掲載して報酬をもらいたいアフィリエイターをつなぐ仲介役として重要な役割を果たします。
アフィリエイトがそもそもどのような仕組みなのかがわからないという人はこの記事を読んでいる人の中には少ないかもしれませんが、アフィリエイトとは、「広告をブログなどに掲載しその広告から商品が売れればその売り上げの一部を報酬としてもらえる」今流行りのビジネスのうちの一つです。
これによって広告主は売り上げを伸ばせ、広告を載せて売り上げに貢献したアフィリエイターはその一部を報酬で得られるという両者ともに利益が上げられる仕組みを持っています。
このアフィリエイトをASP経由でおこなう際、アフィリエイターは、そのASPが契約している広告主とのみ契約出来、報酬ももちろんASP経由で受け取ります。
人材派遣に登録し、仕事に応募した際に、採用になれば出勤し、不採用になれば仕事がないような、人材派遣会社(ASP)と派遣される側(アフィリエイター)の関係と重ねて考えればわかりやすいでしょう。
そんな人材派遣会社に登録する際の基準は何が挙げられますか?
「自分が求めている仕事が登録されていたため」という理由で選ぶことが多いのではないでしょうか。
そもそも人材派遣会社を選ぶ基準は、地元の案件を持っているか、自分が求める職業があるかどうかなどある程度の基準も持って選びますよね。
それと同様にASPの場合も、いかに案件数を持っているかで私たちの利用頻度が変わってきます。
目次
アフィリエイトASPの場合、人材派遣会社のように案件を先に見せてから「これに興味がある人」というように募集をかけることはありません。
どのような広告があるのかなどの詳細は登録してからしか見ることが出来ないのです。
そのため、自分に合っているものがあるかどうかが登録してみなければわかりません。
登録前に案件について知りたい場合は、そのASPに登録している人の口コミなどを参考にしてみるのも良いでしょうが、詳しい内容までは知ることが出来ないのです。
そこで、一番自分に合っている案件と出会える可能性が高いのは、「案件を多く持っているASPに登録すること」になります。
ASPの案件が多いことによってのメリットは、選べる案件が多いことや、自分に合っている案件に出会えることだけではないのです。
ASPの案件が多いと、さまざまな広告があり、中には自分が欲しい商品に出会う確率も上がります。
自分で広告の商品を購入することで報酬を得ることも可能です。
広告主との契約を成立した後に、その商品を自分自身で購入する「自己アフィリエイト」も可能になります。
「自己アフィリエイト」は、商品を購入するとその一部がポイントや報酬として返ってくるアフィリエイトになります。
この場合、商品を購入する際の購入金額は自己負担となりますが、購入後、その一部が報酬としてえられるので、通常の金額よりも実質お得に購入することが出来るのです。
欲しいものがあればまずこのASPの中で案件を探してみてから、広告契約を結び、それから購入すればお得に商品を手に入れられます。
案件が多いとこの可能性が高くなるというメリットがあるのです。
ASPの中には、詐欺まがいの怪しいものもあるそうです。ですが、案件が多いということは、多くの広告主との契約を持ち、それだけ信頼されている優良なASPの証拠であるといえます。
初心者に対する充実したトレーニングやサポートもあったり、まだ知られていないようなお得で稼ぎやすい案件なども豊富に用意されていたりする可能性もあるのです。
ASPの案件が多いほど、自分自身に合った、自分が求める案件を詳細に見つけることも可能です。
詳細にキーワードを入力し、検索するとほとんどの場合求める案件が抽出されることでしょう。
それに加えて、単価や条件まで細かく条件を入力し、検索することでより効率的に売り上げを伸ばすための案件と出会える可能性も上がります。
ASPは、それぞれ得意なジャンルがあり、大幅に偏ってということはありませんが、ASPごとに取り扱われている案件の内このジャンルのものが多いなというようなと感じることがあります。
それが自分に合っていればいいですが、自分の欲しいジャンルが少ないと感じれば、ASPを複数登録し、自分に合っている案件を探せばよいでしょう。
ですが、中には、案件をこなしていくごとにランクアップしていき、よりアフィリエイトをおこなうにあたって良いサービスを受けられる場合もあります。
例えば、報酬合計が20万円を超えれば担当がついたりなど、契約に有利になる条件がプラスされるなどです。
報酬額が大きくなると実績となり、それだけ自身の信頼度も上がり、単価を2倍3倍高いものを得られる可能性も出てくるチャンスもあります。
そのため、あらかじめ案件数の多いASPを選び、そのASPに絞って広告契約を結んで実績を伸ばしていくというのも一つの手ではないでしょうか。
これまで、ASPの案件数が多いことでのメリットについてご紹介してきました。逆に、デメリットはないのかと思い、いろいろと調べてみました。
案件が多いと、まだ世に知れ渡っていないようなマイナーな広告と出会うことがあります。
その広告がアフィリエイターにとってお得に稼げる優良案件であるとは必ずしもいえず、中には、広告が「その地域限定」とされているものや「対象ユーザーが限定されているもの」だったりし、なかなか報酬を伸ばせない案件もあるのです。
せっかく契約しても報酬が得られなければ意味がありませんよね。
初心者はそこの見極めもしっかりとおこなわなければうまく売り上げを伸ばすことが出来ません。
マイナーな案件は調べてもその案件についてリサーチできない可能性もあります。案件が多いからといって、なんでもかんでも契約すると後で後悔することになりかねないということも知っておきましょう。
大手のASPとなりますと、案件数が豊富である分ユーザーの数も大変多くなります。
そのため、ASPの担当をつけるための条件を大変厳しく審査されるのです。誰彼構わず担当をつけられるのであればASP側も手が回らなくなってしまいますからね。
まあ、担当を気にするのは、本格的なアフィリエイターとして売れてきてからで良いでしょう。
アフィリエイトをおこなう上で、ASPの案件が多いほどいい案件と巡り合える可能性が増え、案件が多いということはそのASPが大手だということをあらわしていて安心して登録出来そうですね。
また、報酬額も広告主によってその割合に違っていたり、報酬額が良いものを選択して契約する際も、案件数が多いとそれだけ選べる幅が増え、より効率よくお金を稼ぐことにつながるということが分かったかと思います。
自分自身に合ったジャンルがどのようなものかまだ定まっていない人などは、この案件の多いASPをうまく活用して自分自身に合ったジャンルを見出していくことも出来そうですね。
案件の多いデメリットとして、案件が多いからと、あれこれ契約していてもすべてが当たりの案件というわけではなく、案件はしっかりと選択して契約しなければ、思うような報酬が得られないこともあるということも分かったかと思います。
初心者の人は特に、慎重に案件を選んでいく必要がありそうですね。
これからASPを選ぶ人やASPをどのように活用していこうと考えている人の参考になれれば幸いです。