ASPとはAffiliate Service Providerの略で、成功報酬型の広告を指します。
ASPと一言で言っても、クローズドASPとオープンASPにわけられることをご存知ですか。
今回は、クローズドASPとオープンASPの概要や具体的にどのような違いがあるのかを詳しくご説明します。
目次
まず、クローズドASPとは何か解説します。
クローズドASPとは、その名の通り閉ざされたASPのことです。
基本的に、アフィリエイターからASPに登録することはできず、ASP側が広告を掲載したいアフィリエイターを選びます。
つまり、ASP側から採用されなければクローズドASPで扱うプログラムをアフィリエイターは利用することはできません。
オープンASPとは、すべてのアフィリエイターに門が開かれたASPのことです。
つまり、サイトを所有するすべての人が登録できます。
誰でも登録可能ですが、プログラムへの参加には審査があります。
審査結果によってはプログラムに参加できないこともあるので、すべてのプログラムに参加できるという意味ではありません。その点は注意が必要です。
クローズドASPとオープンASPの違いはいくつか挙げることができます。具体的にどのような違いがあるのか見ていきましょう。
もっとも大きな違いは登録フローです。
クローズドASPには、アフィリエイター登録画面が準備されていないことが多くなっています。
そのため、サイト経由で会員登録をすることはできないのです。一般的に、クローズドASPはアフィリエイター自らが登録するのではなく、招待を受けてプログラムに参加できます。
つまり、ASP側から会員になって下さいと言われなければ利用することはできないということです。
一方、オープンASPは会員登録ページがWeb上で公開されています。利用したいアフィリエイターは必要な情報を明記すれば誰でも登録できます。
報酬単価も違いのひとつに挙げることができます。一般的に、クローズドASPはオープンASPよりも得られる報酬が高いです。
その理由は報酬が特単になっているケースが多いからです。特単とは特別単価のことで、通常よりも特別な報酬を受け取ることができます。
つまり、クローズドASPを利用して商品を紹介すれば、ユーザーにサービスを購入・利用してもらう度に得られる成功報酬がオープンASPに比べて高額になるというわけです。
一方、オープンASPでは特単で報酬を受け取ることは難しくなります。
通常の報酬額を採用しているプログラムが多く、報酬が高いプログラムの中には5万円の報酬価格のプログラムもありますが、ほとんどのケースで数千円や購入価格の数%といった少額報酬のプログラムが目立ちます。
特別に売上を獲得しているアフィリエイターには特単でプログラム提携をしているところもありますが、ほとんどのアフィリエイターが特単ではなく通常価格で商品を紹介しているのが現実です。
サポートに関しても大きな違いがあります。基本的に、クローズドASPは非常にサポートが充実しています。
例えば、担当者と直接面談をしてサポートを受けられたり、電話やメールで相談にのってもらえたりします。
また、利益を上げられるサイト構築のノウハウや売れ筋プログラムの情報提供などを得られるところもあります。
一方、オープンASPはアフィリエイターの収益などによってサポートの充実さが変化します。
例えば、1ヶ月あたりの収益が多いアフィリエイターには担当者が付いたりしますが、始めたばかりで収益が10万円にも満たないアフィリエイターには、メールサポートのみというところが多くなっています。
つまり、収益をアップさせればさせるほど、サポートが充実してくるというわけです。
利用できる管理画面も違いのひとつに挙げることができます。
基本的にクローズドASPには管理画面が用意されていない、使いづらいといったケースが多いです。
そのため、プログラムを検索したり、報酬を確認したりする時に少し手間がかかる場合があります。
一方、オープンASPは管理画面が非常に充実しています。例えば、ホームに報酬を表示して、アフィリエイターがすぐに獲得した収益が確認できるようにしてくれるところもあります。
また、プログラム検索を快適にできるように、プログラム検索キーワードに沿ったプログラムを素早く一覧表示してくれるASPもあります。
これから成功報酬型広告を掲載してサイトを始める人は、有名なクローズドASPとオープンASPを知っておくと役に立つでしょう。
まずは先に有名なクローズドASPを5つご紹介します。
Link-AはクローズドASPとして有名で、アフィリエイターの多くが知っているサービスです。Link-Aは高額案件が豊富で、少ない成果でも高報酬を得やすくなっています。実際に、Link-Aを利用するアフィリエイターの中には月間売上が1,000万円を超える人もいます。
RENTRACKSは業界人であれば知らない人はいないと言えるほど知名度が高いです。クローズドASPの中には、お問い合わせをしてパートナーになってもらうことができるものもありますが、RENTRACKSは完全招待制です。そのため、アフィリエイターからアクションをかけることはできません。
次に有名なオープンASPを見ていきましょう。
アフィリエイターなら登録していない人はいないと言えるほどA8.netは有名なオープンASPです。A8.netは多数のプログラムを扱っており、豊富な種類の中から自分に合った商品を紹介できます。A8.netではランク制度を採用しており、ランクに応じて受けられるサービスが異なるという点も特徴と言えるでしょう。
afbは美容や金融、保険などのプログラムを中心に扱っています。afbはASP担当者がA8.netよりも付きやすく、充実したサポートを得たい人におすすめできます。
ValueCommerceはA8.netやafbなど、ほかのASPにはないプログラムを扱っていることがあります。そのため、A8.netやafbと一緒に登録しておくことをおすすめします。
AccessTradeは広告素材が豊富です。例えば、基本的なバナーやテキスト広告だけでなく、ローテーションバナーなども準備してくれます。広告素材に手間をかけたくない人におすすめです。
もしもアフィリエイトはAmazonや楽天市場の商品を積極的に売りたい人におすすめです。
もしもアフィリエイトはかんたんツールを無償でアフィリエイターに提供してくれます。
かんたんツールの中にはAmazonや楽天市場の商品リンクを簡単に貼れるようにしてくれるものもあり、Amazonや楽天市場の商品を売って利益を獲得していきたいアフィリエイターにとっては便利なツールと言えるでしょう。